愛馬の勝利も競馬の魅力

競馬の魅力は、馬券を的中させることだけとは限りません。馬主として愛馬が勝利することも、競馬の魅力の一つです。
JRAに馬主登録をする際には、厳しい審査が行われるため、ある程度の財力や社会的地位が求められます。しかし、クラブの馬主であれば、馬主登録をすることなく一口馬主としての権利を持つことが可能です。
クラブとはクラブ法人のことで、正確には愛馬会法人を経由します。一般の競馬ファンは愛馬会法人と契約したうえで競走馬の権利を一口購入、愛馬会法人と契約を結んでいるクラブ法人がJRAとの窓口の役割を果たします。
レースで出走した際の賞金は、会員に対して均等に分配されますが、管理に必要な経費も会員が分配して支払います。必要となる経費は、最初に購入する時の金額以外に、飼葉料や厩舎への委託料等があり、レースで賞金を獲得できない限りは赤字となります。
デビューさえもままならない競走馬は少なくないため、多くは赤字で終わりますが、馬主という夢を持つため愛馬を一口だけ購入する競馬ファンは多数存在します。
過去最も獲得賞金の多かったクラブ馬は、40口で販売されたブエナビスタで、生涯13億円以上を稼ぎ、1人あたり約2000万円もの利益をあげています。
応援している競走馬の活躍
競馬の楽しさはデビューしたレースから、ずっと応援してきた競走馬が活躍したときに感じることができるのです。そして、どんな競走馬にも物語があります。
デビューからすぐに能力を発揮する競走馬がいれば、大器晩成型で古馬になってから成長する競走馬がいるのです。そんな中でもずっと応援していた競走馬が成長していく過程を見守るのはとても魅力があるものなのです。さらに、競馬にはロマンもあります。応援していた競走馬が大活躍をすると種牡馬や種牝馬となります。種牡馬や種牝馬になれば産駒を残すことができるのです。
応援していた競走馬の仔が再びレースをしている姿を見るのはロマンがあるものです。そして、応援している競走馬の仔を応援するようになるのです。こうやって競走馬が連綿と続くのと同じように競馬ファンも応援する競走馬が続いていくのです。
まさに、競馬の魅力やロマンがあることがよくわかります。そのため、自分が応援する競走馬を見つけることがおすすめです。
