事実に基づいた当たり前の競馬情報

競馬の的中率と回収率

走る馬

競馬では的中率を考慮した買い方が大切です。
利益を出す買い方として良く回収率を重視するように求められることがあります。回収率というのは、投資した金額がどれだけ返ってくるのかを示す指標のことを意味します。
100円をかけた時に100円の利益が返ってきたときには回収率100%になり、競馬の世界では控除率の影響から平均して回収率が75%から80%周辺に落ち着くようになっています。ですから、なるべく回収率が100%を超えるように上手く馬券を購入するように求められるわけです。

しかし、回収率だけを重視した買い方は、実は現実的ではありません。何故かというと、回収率が100%を超える前に、持っている資金が底をついてしまうことが多いからです。
統計的な理論には、資金を考慮しない間違った理論がものすごく多いのですが、回収率の理論も同じことが当てはまります。

例えば、回収率が120%の投資理論があったとしても、的中率が1%程度しか存在しない場合には、100回馬券を購入してもわずか1回しか当たらないことを意味します。確かに、この1回で回収率を100%超えれば利益はプラスになるのですが、その1回当たるまでに資金が残っているかどうかは定かではありません。
仮に、1回が当たる前に資金が底をついてしまうと、その時点で回収率が0%になってしまい、利益は0になります。ですから、競馬では現実的に考えても的中率が重要になってくるわけです。

組合せに気をつけたい競馬の買い方

コーナーを曲がる

組合せというのは競馬で勝負するときに侮ることのできない部分です。予想がどれだけ上手にできたとしても、買い方を失敗すれば何の意味もなく、むしろ悔しい思いをしてしまいます。このため、単に買っていけばいいというのではなく、予想を忠実に再現できる組合せというものを模索して競馬に臨むことが求められます。特に軸となる馬を決めている場合は、様々な可能性を考えておく必要があり、ヒモ抜けやヒモ同士の決着などをいかに避けるかが大切です。

組合せに神経を使いたくないという場合にはボックス馬券がおすすめです。
またフォーメーション馬券を購入する際は、軸馬はすべてのマークシート欄を埋めるようにすることや、1つだけ塗って満足しないなどのことも大切であり、買い目がよくわからなくなる場合はわかりやすい買い方を模索することも必要です。
特に3着まで当てる馬券はそれだけ複雑になり、マークシートの塗り忘れだけでなく、自分の意としない馬券を購入することもあるため、わかりやすい馬券であればそのあたりの心配もありません。

買う点数が少なくなればそれだけスマートになるだけでなく、無駄な馬券というものを買わなくて済んだり、1点あたりの金額を増やすこと、毎回勝負する額面を抑えたりすることもできるようになります。予想を忠実に再現できる買い方、もしくは少なくともこれだけは押さえておきたいという馬券など様々な買い方ができるようになれば申し分ありません。